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疾走!真っ暗闇。

春が来て、弐浪(ちょっとカッコ良さげに表記)を迎えても相変わらずの
無知ぶりで、やる気も無い制作だらだらのオレ。
なんとか五月くらいまでは粘ってみたが……予備校ボイコット勃発。
ま、逃げた訳ですな。現実から。
描いてもつまんないじゃ〜ん。よくなんないじゃ〜ん。
若かりし頃って自分が正しいじゃん。根本的に間違ってても、そんな事にも
気付かずに、オレは良くなる様に努力してやってるから正しい、みたいな。
そんな客観性ゼロのオレが出した結論。
「描いても良くはならない。だから描かない。」
うっわ〜、ヒく、マジでヒく。完全に末期ですなーこりゃ。
一日行ったら2か月休む。そんな生活が始まった。

○平日朝一から「ゴジラvsデストロイア」を一人で見に行ったら、
 他の客が誰もいなくて、完全貸し切り状態。
○友達の大学に遊びに行き、レポートを書いてやる。
○友達のサークルのコンパに参加するも、イッキイッキのテンションに
 付いて行けず、寂しい思いをする。この後、野郎飲みのみ参加するように。
○小学生まで住んでいた町に行く。イメージよりも狭い道に成長を感じる。
○当時、気になってた女の子の家の前を通る。表札変わっていて、センチに。
○遊び場だった広場で、草を引っこ抜いてコガネムシの幼虫を探す。
○帰りによく行っていた公園でひとりボート(手漕ぎ)
○朝、モスでホットドッグを食うのが習慣に。
○高校剣道引退時によく行ってた喫茶店で、手塚をむさぼり読む。
 (今で言う、漫喫のはしりだったね、ここ)
○手塚に熱中しすぎ、気付いたら終電。(ここ、夜は酒も飲める)
○高校のマラソン大会のコース(約10km)を徒歩で回る。
○スーパーのゲームコーナーで、ダブルドラゴン肘撃ちクリアを繰り返す。
○近所の山にある防空ごうを探検。
○カブトを採りに行く。
○悪友と競馬
○悪友と徹マン
○悪友と徹夜桃鉄
○家にこもる。
○家にこもってる時、自分がうまく行かないのは剣道に未練があるからだと
 片足を切断する事を思いつく。ふと我に返り、自分にビビる。
○空間を理解するために、と土日の建築科に通いはじめる(謎)。
 外で描く建築写生や、立体構成は楽しかった。今はいい思い出。

ざっと思いだすだけでこんなもん。なにやってんだ、コイツ。
美術館行けよ、美術館。
油絵科にも、コンクールには行ってたんだよね。
(だから一日行って2か月休み)
そしたら、多浪の実力者が前年で出ちゃってたせいもあり、
うわべだけの技術を見せるオレの絵にも、そこそこの評価がついた。
いつもいないし、そんな末期な絵を描くもんだから講評はボロクソだったけど
それでも気付かぬ二十歳の受験は、やっぱり一次落ち。

そしてまたもや何も気付かずに、運命の三浪生活にレッツらゴーですわ〜。

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画像は2005「欲しいの。」(ギャラリーエス・東京)モチーフの
「ベロストラップ」
裏のサインスタンプがアメリカ産牛肉みたいでキュート。
# by g-mawatari | 2001-01-01 00:06 | 美大受験